コレクション受賞歴

Collection

省エネ大賞 中小企業庁長官賞 受賞


省エネ大賞は、事業者や事業場等において実施した他社の模範となる優れた省エネ取り組みや、省エネルギー性に優れた製品並びにビジネスモデルを表彰するものです。この表彰事業では、公開の場での審査発表会や受賞者発表会、さらには全応募事例集や受賞製品概要集などを通じ、情報発信や工法を行うことにより、わが国全体の省エネ意識の拡大、省エネ製品の普及などによる省エネ型社会の構築に寄与することを目的としています。
 
楽園住宅は、製品・ビジネスモデル部門にて中小企業庁長官賞をいただくことができました。

グッドデザイン賞 受賞


楽園住宅では、地場の資源と職人の技術を活かし建設時、運用時、将来の廃棄時に使用するエネルギー消費量をより小さくするために「土塗り壁高断熱住宅」を開発しました。日本家屋を高性能化し、全館連続暖房しながら、ゼロエネあるいはプラスエネルギー住宅を実現する仕組みです。
オープンな工法で、地場の多くの工務店が有する技術で対応できるため取り組みやすく、地元の木材の利用促進にも貢献しています。
また、大学や研究機関・住宅資材メーカーの開発担当者と連携して共同研究を行い、関連する協同組合東濃地域木材流通センターが、その研究実績を国土交通省や林野庁の補助事業を通じて、地域工務店へと技術の普及促進活動を行っています。
 
~審査員からのコメント~
地域に産出する木材や土などを、建材として積極的に活用し、地域の特色をそのまま住宅の表情に反映することができる。土は、蓄熱性、調湿性、および自然素材としての健康的な性質を発揮する建材として、全面的に活用されている。
 
こうした取組みが認められ、このような賞を頂くことができました。

ウッドデザイン賞 奨励賞 受賞


ウッドデザイン賞は、「木」に関するあらゆるモノ・コトを対象に暮らしを豊かにする、人を健やかにする、社会を豊かにするという3つの消費者視点から優れた製品・取組等に表彰されるものです。
表彰は、ライフスタイルデザイン部門・ハートフルデザイン部門・ソーシャルデザイン部の3つからなり、楽園住宅はソーシャルデザイン部門の奨励賞を受賞しました。

ジャパン・レジリエンス・アワード 受賞


ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)は次世代に向けたレジリエンス社会を構築するために全国各地で展開されている"強靭化(レジリエンス)"に関する先進的な活動を発掘、評価し、表彰する制度です。
"強くてしなやかな国づくり、地域づくり、人づくり、産業づくりに資する活動、技術開発、製品開発等"を実施している企業・団体がエントリー対象です。
楽園住宅は、企業・産業部門においてZETH(Zero Energy Timber House)のような高性能な家造りに対する活動が認められ、優良賞を受賞することができました。

ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 優秀賞・地域賞 W受賞


『ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー』は建物躯体とエネルギー設備機器を一体と捉え、トータルとしての省エネルギー性能の優れた住宅を表彰する制度で、日本における省エネルギー住宅の普及と質的な向上に貢献することを目指しています。
弊社が20年近く断熱気密に取り組み開発した東濃地域型エコハウス「土塗り壁高断熱の家」が栄えある賞の2部門で受賞することができました。
今までの成果が評価され大変うれしく思っております。まだまだ通過点です。今後さらに進化させ良質な住宅を後世に残していきたいと思います。

平成24年12月5日記念講演の様子。
東京大学 弥生講堂 一条ホールにて。

第5回サステナブル住宅賞 受賞

一般財団法人建築環境・省エネルギー機構理事長賞(改修部門)
受賞者  金子 一弘 (金子建築工業株式会社)
作品名  33年目の改庵快居


【授賞の理由】
自ら改修設計・施工した、平屋建て床面積163m2の応募者の自宅が岐阜県恵那市中心部にある。 「日本一の暑さ!」を誇る多治見市(たじみし)にも近く、 夏は酷暑、冬は底冷え、つまり、住宅の熱環境に関しては過酷なエリアだ。
   現地審査当日(12月中旬)も案の定、雪が舞う非常に寒い日。凍えるなかを、伝統的な板張り外装の住宅に向かう。玄関引戸を開け、中に入ると暖かさを感じる。ただし、よくある“モワッ”としたものではない。温風を感じることなく非常に自然な温かさ。いきなり、高度な省エネ改修の効果を体感できた。
玄関を上がり、左側に和室8畳間が3室。仏間、床の間もあり、土壁やふすまの上の立派な欄間もそのまま。 伝統的な和風住宅のしつらえであるが、そのまま残した土壁と、和室南側の広縁に敷き詰めた御影石、さらに和室床下に配置した蓄熱用ブロックで、 室温の安定化を図る。 普段の暖房はキッチン北側の“床下”に設置したエアコンから、 床下空間に向かって吹き出す温風のみ。24時間連続運転だという。 おかげでスリッパをはいていない足裏は、床暖房とは違った適度な温かさを感じる。熱交換効率を考えてエアコン室外機はわざわざ南側に設置している。
付加断熱を行った外壁と、 セルローズファイバーを吹き込んだ天井などで、暖房負荷を極限まで減らしつつ、オーバーヒートを避けるための熱容量設計の最適解をとことん追及し、そしてそれが成功していることを肌で実感できた。
   夏は南側に植栽しているケヤキ、 桜などの広葉樹が熱い日差しを遮ってくれ、西面には外付電動ブラインドを設置した。また、排熱換気のため北側書院の間の地袋に地窓も設けた。 ぜひ、今度は、この住宅の酷暑日も体感してみたい。
   応募者は設計・施工事業者だが、 「本業は「東濃ひのき」の流通業だ。」という。 質の良い地元のひのきに「いい値」が付かず、 このままでは山が死んでしまう。ひのきを使った高性能住宅の設計ノウハウを紹介し、多くの工務店に活用してもらうことが、地元の林業を救う。木造エコ住宅の研究・提案はそのためだと応募者は力説してくれた。今回の改修は、単に1戸の木造住宅だけではなく、地域の、そして山のサステナブルをも狙った提案である。
※ 一般社団法人 建築環境・省エネルギー機構HPより

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