健康配慮

Health

性能のいい住宅は身体にもいい

  健康に影響を及ぼす住宅の環境

健康と住宅環境との関連は、今なお様々な調査・研究が行われています。
健康に影響を及ぼすと言われている住宅環境を以下に列挙します。
 
  •  建材や家具による空気汚染【化学物質によるシックハウス症候群】アレルギー、食欲不振など
  •  寒さによる影響①【寒い室内】風邪、肺炎、気管支炎、血圧上昇を助長
  •  寒さによる影響②【温度差:ヒートショック】急激な血圧変動による血管へのダメージ
  •  寒さによる影響③【結露の影響→カビ・ダニによるシックハウス症候群】アレルギーなど
  •  暑さによる影響【暑い室内】熱中症
  •  湿度による影響【高湿度/低湿度】熱中症/風邪、気管支炎など
  •  建材の材質・色・においなどの影響【ストレス因子】ストレス性の疾病など
  •  段差や手摺無などによる幼児や高齢者の怪我など
 

ヒートショック  

東京都健康長寿医療センター研究所が行った調査では、2011年に全国で 約1万7000人もの人々が、ヒートショックに関連した入浴中急死に至ったと推計されました。これはなんと、交通事故による死亡者数の 4倍以上です。楽園住宅の家は、家庭内での事故が起こりにくいよう、身体に負担がかからないよう配慮した住宅です。
 

ヒートショックとは?

暖かい場所から急に寒い場所へ行くと急激に血圧が上昇し、心臓発作や脳血管障害を引き起こすこと。温度差が 10℃以上になるとヒートショックが起きやすい環境だといえます。
 

アレルギー性疾患や生活習慣病が改善!?

断熱性能の低い家から高い家に転居した人を対象に行ったアンケート調査によると、断熱性能の優れた住宅に転居した場合、あらゆるアレルギー性疾患や生活習慣病に対して改善する傾向が明らかとなりました。これらを発症させる原因の一つとして、気密性の悪い住宅内の空気の汚れの原因でもある、花粉や埃、自動車の排気ガスの他、住宅内で発生するダニやカビがあります。これらの侵入や発生を抑えるためには、断熱性・気密性を高めてしっかり換気計画をすることで、結露がおきやすい場所や空気の淀む場所を少なくすることが大切です。断熱性を高めた住宅は、気密性や換気計画が必須となるため、結果室内環境が整えられ体にも良い影響が出ると思われます。
 
 
1)伊香賀俊治、江口里佳、村上周三、岩前篤、星旦二ほか:健康維持がもたらす間接的便益(NEB)を考慮した住宅断熱の投資評価、 日本建築学会環境系論文集、Vol.76、NO.666、2011.8

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